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新洗管工法「アクアピグ工法」を開発 して洗管を実施

中里建設株式会社は、特殊な塗料で表面を加工した軟質ウレタン材質ピグを使用して、管内を強い摩擦力で洗管する「アクアピグ工法」を開発した。「アクアピグ」は軟質ウレタン発泡加工製品大手のアキレス㈱との共同開発品で、両社で特許を共同出願中。

口径75mmのボール式補修弁から最大径260mmのピグを投入して、最大口径250mmまで洗管可能。口径の異なる複合路線でも一工程で施工できるなど、圧縮復元性に優れ、ピグと管内面の接地面積が大きいため、従来工法よりも洗浄力に優れる。

中里建設株式会社では、模擬管路を配した水理研究開発センターを開設して、この度アキレス株式会社と共同で「アクアピグ」の開発に成功した。同センターでは口径75~300mmのK形ダクタイル鋳鉄管と透明アクリル管を約100m設けており、「アクアピグ工法」等各種洗浄工法のデモンストレーションや、大学等との共同研究にも利用する考え。

下野市建設水道部水道課は2月21日、「アクアピグ工法」による導水管洗浄を実施、施工の模様を公開した。

同課の高山正勝主幹は「複数工区に分ければコストや断水期間が長くなるが、あれだけの距離を一度に洗管し、管内がきれいになり大変助かった。そのお陰で10号井の取水を再開でき、無理をさせていた他の井戸の負担軽減につながっている。来年度以降も計画的に洗管を行っていきたい」などとしている。

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(2013年3月11・14日:日本水道新聞)

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