配水管内特殊洗浄(SCOPE:スコープ)工法のご紹介【水道事業者様へ】

不断水内視鏡カメラとPCボールによる消火栓間配水管内洗浄工法

SCOPE工法パンフレット

近代水道が布設されて以来120年以上が経過し、昭和30・40年代に整備されてきた多くの水道管路の老朽化が進み、管路機能の低下や管路内における水質劣化問題が顕在化しております。全ての国民に安心しておいしく飲める水道水を供給していけるかが、水道関係者にとって大きな課題となってきています。

そのような状況下、不断水の状態でも水道管路内が観察できる内視鏡カメラが開発され、これまで知り得なかった管路内の状況が明らかになってきました。例えば、配管施工時の工具資材の置き忘れや砂等の混入、穿孔作業の不具合による切粉の堆積等の人為的要因や、原水起因による内面に強固に付着した鉄分やマンガン、管材から浮遊したシールコート等によって水質劣化に大きく影響して濁水の原因になっています。

その対策として配水管内の洗管作業は、放水洗管が主流ですが、この放水洗管では流速不足によって重量のある砂や小石、管路内面に付着している夾雑物を取り残してしまい、また排水の色濁を確認しながら洗管の状況を推測するために、実際の管路内の様子がどのようになっているのかを把握し切れないのが実情です。

そこで、中里建設株式会社では、より効果的な洗管を実現する技術として日本水機調査㈱様と共同で、全国で1,000箇所以上の調査実績がある不断水内視鏡カメラPCボール(超圧縮性特殊軟質ウレタンピグ)を活用したSCOPE工法を開発しました。この工法は、既設の地下式消火栓や空気弁下にあるボール式補修弁を利用し、洗管対象管路上の二点の補修弁から、内視鏡カメラを挿入して管路内調査を行った後、PCボールを一方の補修弁から管内に送り込み、他方の補修弁に到達するまで水で圧送します。つまりPCボールの物理的な摩擦を利用して管外に夾雑物を排出し、その後内視鏡カメラによって洗管効果を確認するものです。

PCボールの卓越した圧縮・復元性により、異形口径・曲管・継輪・山越・伏越管の洗管が可能になった外、掘削、切管作業、立杭構築等の土木工事を必要としないために大幅なコストダウンを実現し、また断水や交通規制等に要する日数を抑制することで、工事による振動・騒音等の社会に及ぼす影響を最小限に止めることができます。更に言えばSCOPE工法は、管路を更新することなく洗管洗浄して再利用できるため、環境負荷の低減という観点からも公共の利益に浴する事業です。その他、錆瘤除去装置吸引カメラ等の様々なオプション品を駆使して管路内面診断を行うように、SCOPE とは、下記のように意味付けられたものです。

S(消火栓) C(カメラ) 0(オプション品) P(PCボール) E(Environment)

このようにSCOPE工法は、極めてシンプルな物理的理論に基づいた、まさに維持・危機管理時代にふさわしい調査・洗浄工法で、水道管内の水質劣化、堆積物などの問題解決を担う画期的且つ有効な新工法です

在来工法に比べて確実に管内洗浄ができ、コストパフォーマンスに優れていると、昨年2月の開発以降、今年9月までに全国20県・34の水道事業体様でご検討され、既に4市で施工させていただいております。

貴事業所様内における上水道の水質と安全性の向上、並びに水道施設の保全のために、是非ともこの新技術であるSCOPE工法をご活用いただいて、お役立ていただきますようここにご紹介申し上げます。

SCOPE工法パンフレット

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「SCOPE工法」のデモンストレーション施工にメディアが注目!!

中里建設株式会社は、平成20年6月5日、茨城県結城市上下水道部様のご協力のもと、周辺市町の水道事業者様や関連の施工会社様、そして土木学会高度水処理技術・システム小委員会(伊藤禎彦委員長)様等約60人が見守る中、日本で初めてSCOPE工法のデモンストレーションを行いました。

その後、栃木県・兵庫県・愛知県で施工し、何れも確かな洗浄効果が立証されました。その模様は日本水道新聞や下野新聞等のマスメディアで取り上げられて多くの反響をいただいております。

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